中国語の声調は第一声(陰平)、第二声(陽平)、第三声(上声)、第四声(去声)の4種類があります。
声調は発音の中でも、特に重要であり、同じ拼音でも声調が異なるだけで意味が変わってしまいます。
例えば、「ma」は第一声で「妈(お母さん)」、第二声で「麻(麻)」、第三声で「马(馬)」、第四声で「骂(罵る)」を意味しています。
実際の会話では、前後の文脈などによって意味を推測することができるため、声調がでたらめであっても通じることがあります。
しかし、正確な声調を身につけることは、より自然で流暢な中国語を話すために必要です。
声調を練習する際には、中国語母語話者の音声を聞いたり、声調のルールを学んだりすると良いでしょう。NHKが提供している「声調確認くん」は自分自身で声調を視覚的に確認できます。
正確な声調の習得には時間と努力が必要ですが、自然な中国語を話すためには欠かせないスキルとなります。
四声と軽声
第一声(ā)
音の高低差がなく、高めの声でまっすぐ伸ばします。→
第二声(á)
低い音から始まり高い音で終わります。↗
第三声(ǎ)
最初から最後まで低く発音します。ため息をつく感じに発音すると自然です。⤵_
第四声(à)
高い音から始まり低い音に急降下します。↘
軽声
軽く短く発音します。口をあまり開けずにぼんやりとした音(あいまい母音)になるのが特徴です。
台湾の注音符号では軽声を表す記号として「・」を付けます。
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